土曜日, 3月 24, 2007

カドデニデニム

卒業&入学&就職シーズンですね。

ハレの日を迎える彼らに何か贈り物をとお考えの人も多いかと思います。

ちょっと意表をついてジーンズを贈ってみるのはいかがでしょうか?


一般的に卒業・入学祝といった節目のプレゼントには腕時計や万年筆が贈られるのが通常かとは思います。

しかしジーンズだって十分にプレゼントとして耐えうるだけの魅力的な贈り物になるのではないでしょうか?


まずジーンズは非常に耐久性に優れた衣類です。

100年以上前のジーンズが現存しているという事実がそれを証明しています。

つまり贈った人に長い間使ってもらえるということです。


さらにジーンズは持ち主の体型に合わせてある程度収縮するという特質をあわせもっています。

穿けば穿くほど、動けば動くほど自分の体にフィットしていくのです。

色落ちもしていきますので世界でひとつだけのジーンズを“育てていく”楽しみを提供できます。


価格帯が非常に幅広いこともプレゼントには好適です。

下は数千円から高いものであれば十数万円のものといった具合に幅広い選択が可能です。

かつてはカジュアルウェアの代表であったジーンズもいまやそうしたカテゴリーにとらわれなくなってきている感があります。

無骨でタフなワークウェアという通り一遍のイメージを覆し、よりクリーンでラグジュアリーな衣類への昇華も可能だということを近年のアパレルブランドが証明しています。


これほど実用的かつインパクトのあるプレゼントはちょっと見当たりません。

きっともらった方も穿くたびにあなたのことを思い出されることでしょう。

月曜日, 3月 19, 2007

カスタマイズ講座part5

春到来ですね。

桜の開花が待ち遠しい季節になりました。

花にちなんでジーンズも様々な色に染めてみるのもいいのではないでしょうか?


染色は自宅でも手軽にできます。

染料を買ってきて染めればいいのです。

染料はホームセンターにはない場合がありますが、手芸用品店や東急ハンズ等に行けば手に入ると思います。

ひとつ大体400円から1000円ぐらいの範囲でしょう。

たくさんあって迷ってしまいますが丸い小さな容器に入っているものがいいと思います。


Tシャツなどの比較的軽い衣料であればこの1缶でだいたい染まるのですがジーンズなどのわりと大きくて重いものはひとつでは染まりきらない場合があります。

だいたいTシャツが一枚200~400グラムぐらいですが、これで染料ひとつ分ぐらいです。

対してジーンズは600~800グラムぐらいありますので、2つないし3つぐらい買われることをオススメします。

特に黒く染める場合は比較的多めに染料が必要になる場合があります。


染め方は染料によって様々ですのでここでは割愛しますが、一般的な上記の缶に入ったものの場合、洗面器等に熱湯で溶かし、その後水を加えて衣類を浸すやり方になると思います。

その際塩や酢を混ぜて染色液を作る場合がありますのでこれらもあったほうがいいでしょう。

これは色の定着をよくするためのものだと思われます。

それから素手でやると皮膚も染まってしまい、洗ってもなかなか落ちません。

ゴム手袋も準備しておくと良いでしょう。


出来上がりの色はジーンズのもとの色に大きく影響されます。

たとえばインディゴのジーンズを黒く染めると深い緑がかったような色合いになります。

インディゴの残り具合が少なければ少ないほど、白に近ければ近いほど出来上がりの色は染料の色に近づくことになります。

ホワイトジーンズを染めるのが最も理想の色あいのジーンズを作る方法といえます。


ジーンズは大体が綿100パーセントなので問題ないかとは思いますが、化繊混紡のものなど素材によっては染まりにくいものありますので注意が必要です。


ジーンズも色で衣替えしてみてはいかがでしょうか?

金曜日, 3月 16, 2007

カスタマイズ講座part4

早くも4回目です。

今回はごく簡単な色落ちを自分で表現してみようという試みです。


ずばりブリーチです!

部分的なブリーチもできますし全体的に白っぽくすることもできます。

ただ少々手荒な方法なのでこれもいらないジーンズでやってみましょう。


用意するものは台所用あるいはトイレ用の漂白剤、ゴム手袋、洗面器、マスクなどです。

漂白剤はドラッグストアなどで安いものを売っていますので2,3本買っておきましょう。


全体をブリーチする場合は以下のようにします。

まず洗面器に漂白剤を原液のまま移します。

手袋とマスクを装着してジーンズを漬け込みます。

このとき液が少なすぎるといい具合にブリーチできないのでたっぷりと用意しましょう。

あとは数十分~数時間待つのみです。

うまくやると真っ白いジーンズが出来上がるはずです。

仕上げに洗濯機で一度洗ってやりましょう。


このやり方は非常に簡単ではありますが、強烈な臭気が発生して危険でもあります。

実際に気分が悪くなったことがあります・・・。

マスクをするのはこのためですが十分に換気をしてください。

それから素手でやるのも皮膚を傷めるので手袋は不可欠です。

念のためゴーグルも用意しておいたほうがいいでしょうね。


ちょっとしたテクニックを。


ジーンズを洗面器に浸すときにあらかじめねじっておいてやるとまだらなブリーチができます。

タイダイになるわけですね。

70年代の雰囲気たっぷりに仕上がるでしょう。


原液につけるのではなくて筆などに液を染み込ませて散らすとまた面白いブリーチができます。

両者とも仕上がりが予想できない面白さがあります。


一度真っ白にブリーチしたジーンズはそのままホワイトジーンズとしてはいてもいいですし、再び自分好みの色に染色しても楽しいですよ。

ベースが白いため染料のノリが抜群にいいです。


いよいよ春到来です。

色でも遊んでみましょう。

水曜日, 3月 14, 2007

カスタマイズ講座part3

今回はごく簡単なカスタムを。


前々回では破れた穴をふさぐあて布について紹介しましたが、今回はあえてその破れを人為的に作ってしまおうという提案です。


巷にはクラッシュやほつれをあえて施したジーンズが多数売られています。

中にはわざわざ破ったあとに当て布などの補修を施しているものも少なくありません。

経年変化したジーンズのもつある種の“凄”みやカッコよさを表現して消費者にアピールしているわけです。

はっきりいって二度手間ですよね。

破いた上でさらに加工するわけですから破れも何もない生やリジッドの状態のジーンズよりも単価は高くなってしまいます。

職人の手作業の分は価格が上がるというわけです。


しかし一見非合理的に思えるようなクラッシュ加工ですが、やはりクラッシュしたジーンズには色気があります。

クラッシュとジーンズには切っても切れない“縁”のようなものがある気もします。

たとえばボロボロに破れたジーンズ、スニーカーを身にまとってステージに立ち、音をかき鳴らすミュージシャンの姿を想像してみてください。

格好は決してきれいとは言えませんが一種のカッコよさを感じませんか?

飾り気も何もない究極のそっけない美しさとでもいうのでしょうか、なにか魂に訴えかけるものがあります。

誰もが一度はお気に入りのミュージシャンのスタイル、たとえばファッション、髪型、ギターあるいはタバコの銘柄にいたるまでを真似たことがあるのではないでしょうか?

今回はそんな音楽を感じさせるクラッシュ加工に挑戦してみましょう!


といっても前二回のいずれよりも簡単です。

用意するものはカッターのみという手軽さです。


ジーンズのどの部分でも、自分がクラッシュさせたいと思う部分に目星をつけ、横方向にカッターの刃を入れ、タテ糸を切断します。

後は切れたりほつれたりしたタテ糸を始末してやるだけです。


これで横方向に白い糸が残り、きれいなクラッシュが表現できるはずです。


デニムは主にタテ糸のみが染色されておりヨコ糸は白いままです。

横方向に刃を入れて染織されたタテ糸の繊維を切断してやることで白いヨコ糸だけが残るという仕組みです。


この加工は簡単にできて楽しいためついついたくさんやってしまうものです。

やりすぎると穿いたときにクラッシュが多すぎたりしておかしな印象になってしまうことがあるので注意しましょう。

コツはちょっと少ないかなというぐらいのところでやめておくこととクラッシュ位置を計算してやることです。

逐一穿きながらやるといいかもしれませんね。


それから、あまり濃いジーンズでやると、少しちぐはぐな印象にできあがってしまうこともあるので気をつけましょう。

やはりある程度色落ちをして色も淡くなってきているものの方がベターです。

ただ、ブラックジーンズに関してはこの限りではないと思います。

火曜日, 3月 13, 2007

カスタマイズ講座part2

スキニージーンズの話題を再び。

雑誌をぱらぱらとめくっているとやはり今年の春もスキニー旋風は止まるところを知りません。

中でもエイプリル77やチープマンデイの両ブランドの支持には驚くべきものがあります。

両者とも手に入れるのが少し難しくなってきているような気がします。

生産が追いつかないのでしょうね。


それでもやはり穿いてみたくなるのが人情というもの・・・。

しかし人気ブランドは手に入りにくいしお金もない・・・。

そんなときは手持ちのジーンズをスキニージーンズにカスタムしてしまいましょう!


用意するものはミシン、はさみ、前回お話した布用接着剤、マチ針、色鉛筆といったところです。


まず手持ちのジーンズからカスタムに向いたものを探します。

ここで重要なのははじめの1本は失敗してもいいように、どちらかといえばいらないもを使用することです。

失敗しても精神的ダメージが少なくて済みます。

さらに欲をいえば、形としてはあまり太いものよりできれば細身のブーツカットのものがベターです。

ブーツカットタイプはヒザが絞られている分カスタムしやすいのです。


1本選んだらそれを裏返します。

色鉛筆で完成後のカタチに出来上がり線を描き、動かないようにマチ針でとめます。

そうしたらいよいよミシンがけです。

このときは裏返したままです。

ミシンで出来上がり線に沿って縫っていきます。


ここまででほぼ完成です。

ちょっと穿いてみましょう。

理想的なシルエットに仕上がっているようなら再び裏返し、縫いしろを1センチぐらい残して余った布を切断します。

最後にほつれ防止のために縫いしろを布用接着剤で接着して完成です!


言い忘れましたが裾は最初にほどいておいて、完成後もそのままにしておくかできあがってから再び縫うほうが作業がやりやすいでしょう。


ミシンさえあればこのように意外と簡単にシルエット補正ができてしまうのです。

より綺麗なシルエットを目指すならローライズタイプのジーンズでカスタムすることをオススメします。

月曜日, 3月 12, 2007

カスタマイズ講座

ジーンズを穿くうえでの大きな楽しみの一つはカスタマイズや扱い方の自由度にあります。

前回の洗濯の話にしてもそうですが、なるべく洗濯によって色落ちしないようにジーンズ専用の洗剤を使うこともその楽しみのうちの一つです。

さらに徹底して手洗いにするとか、洗濯後は日焼けしないように陰干しにするといったことをする方もいます。

ヒザの伸びを抑えるために逆さまに吊るして干すという方もいらっしゃるでしょう。


ジーンズを穿いていると次第に愛着がわいてくるものです。

自分好みの色落ちをしだすとなおさらです。

まるでわが子をかわいがるかのようにジーンズを扱うのがジーンズマニアとよばれる人種です。

そういうことにまったく無頓着でも、ジーンズはタフに作られていますので少々手荒な穿き方扱い方をしても平気です。


ジーンズの楽しみ方はまったく自由です。


でもそうしたジーンズにもやはりダメージは蓄積します。

いくら大切に穿いていても破れやほつれ、擦り切れなどのダメージは不可避といえるでしょう。

それを“味”と見るかダメージと見るかは個人の主観によりますが・・・。


ただ愛着のあるジーンズをなるべく長くは穿きたいと思うのが人情というものです。

そんなときはリペア(修理)やカスタムを施してしまいましょう。


といっても難しく考えることはありません。

ジーンズを穿いていておそらく一番最初に気になってくるダメージはヒザ部分の抜けや破れではないかと思います。

そんなダメージには当て布をしてやればいいのです。

ジーンズに合う生地、たとえばチェックの布キレなどを破れた部分に裏から当てて縫ってやればいいのです。

ミシンがあれば良いですが、なければ手縫いでもかまいません。


それも面倒だという場合は布用の接着剤を使ってみましょう。

ホームセンターに行けばだいたい売っていると思います。

縫う場合と同様に生地に塗って裏から貼り付けてやれば簡単に完成します。

接着力は非常に強いので洗濯しても取れることはほとんどありません。

ただ繊維によって相性がありますので注意が必要です。

一般的に化繊はくっつきにくいですが、コットン同士であれば非常に良く着きます。

縫うよりも手軽で強度的にも問題ないのでこちらのほうがいいかもしれません。


あて布は簡単ですし、貼り付ける布の柄によってジーンズが以前にもましてカッコよくなることもあります。

その上長持ちして一石二鳥ですね。


これは破れたときの対処法ですが、基本的には破れそうな兆候が表れだしたときにはデニム生地による当て布をオススメします。

破れる前に予防する方がダメージも少なくて済みます。

病気になってから治そうとするよりも予防に力を入れて病気にならないのと同じ理屈ですね。

日曜日, 3月 11, 2007

色落ちのハナシpart3

ヒゲやアタリをくっきりとつけるにはどうすればよいのでしょう?


なるべく洗わないようにすることです。

これも非常に極端な一例ではありますが、買ってから一度も洗うことなく毎日毎日ただひたすら穿き続けるのです。


そうすると確実に濃淡のくっきりとしたヒゲやアタリが出てくるのです。

こうしたジーンズは非常にカッコいいものです。

ジーンズはその人の体型に合わせて多少伸縮するという性質を持っていますから、毎日穿けば穿くほどその人の体にあったカタチへと変化していきます。

夜寝るときでさえ穿いたままという方もいらっしゃるでしょう。

実際自分も早くいい色落ちをさせたくて寝るときもそのまま穿いていました(笑)


ただひとつ気をつけないといけないのはそのジーンズの生地の劣化の問題です。


人間は例外なく汗をかきます。

このやり方ではジーンズを毎日穿いているわけですから、当然ジーンズは大量の汗を吸収することになります。

大量の汗を吸ったデニム生地はどうなるのでしょう?

デニム生地は多くの場合綿100パーセントですが、この綿の繊維を構成するセルロースは汗に弱いという性質を持っています。

汗を吸収して劣化した生地は弱ります。

そして弱った生地はやがて破れにつながります。

つまり、穿きこみずっと洗わなければそれだけいい色落ちもしますがそのぶん強度は低下していくということが言えるわけです。

加えてニオイも発生することになります。

誰かに見せたくなるようないい色落ちをしたジーンズを作り上げたとしてもこれでは人が寄ってきませんよね。


色落ちと強度の維持の問題を両立させるのは実際に難しいところです。

まったく洗わないのはジーンズの寿命を縮めてしまうことにつながります。

かといって頻繁に洗いすぎるのもジーンズを穿く上で最大の醍醐味である色落ちを楽しめなくなってしまいます。


やはりジーンズは定期的に洗う方がいいようですね。

ガンガン穿いて汗やニオイが気になってきたらたまに洗うというような方法が個人的にはいいような気がします。

このあたりはあまり神経質になる必要はないでしょう。


それに何をもって“いい”色落ちとするかは考え方次第だとも思います。

白っぽい平面的な色落ちを好む方もいるだろうし、濃淡のくっきりついた“鬼ヒゲ”が好きという方もいるでしょう。

ジーンズの楽しみ方は千差万別であるはずです。

ルールはないのだしスキに穿けばいいのです。

それこそがジーンズの持つ自由なスピリットを体現する方法であるはずです。


現在はジーンズ専用の洗剤なんていうのも売られていますからそういったものを使ってみるのもひとつのテではあるでしょうね。