火曜日, 3月 06, 2007

色落ちのハナシ

ジーンズは穿きこめば穿きこむほど実に趣深い変化を見せ始めます。

“色落ち”というものです。


加工も何もしていないジーンズを“生デニム”と呼んだりしますが、たとえばこれをずっと1年間穿き続けていくとします。

すると必ずジーンズは色落ちと呼ばれる変化を起こします。


ジーンズを青く染色するためには一般的には合成インディゴと呼ばれる染料が使われているようです。

インディゴは日本でいうところの藍色とほぼ同じ色と考えてください。

青いジーンズも生デニムの段階ではほとんど黒に近い色をしています。

インディゴは繊維への定着率がそれほど良くない染料であるらしく、繊維の中心部まで染まりきらないのだそうです。

したがって経年変化によって繊維表面の青く染まった部分が削れて、青く染まりきらない中心部が露出してきます。


これが色落ちの正体です。

青い部分と白い部分が混在して表面化することによって次第に黒に近いインディゴからネイビー、青、スカイブルー、そして限りなく白に近づいていきます。


ジーンズを穿くとどうしても色々なところに生地表面を接触させることになります。

たとえばフローリングの床、畳、椅子、そして時にはアスファルトであったりもします。

持ち主がアクティヴであればあるほど様々なものへの接触の頻度が高くなり、生地が摩擦する頻度もそれに比例して高くなります。

その部分はどうしても他の部分に比べて白っぽくなるのが早いわけです。


ごく簡単ですが以上がジーンズが色落ちする大雑把な“物理的”仕組みというわけです。

あるいは科学的にジーンズを色落ちさせる方法もあるのです。

中にはちょっと荒っぽい方法も・・・。


このあたりについてはおそらく長くなるのでまたの機会にしましょう。

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