土曜日, 3月 03, 2007

自由な服

ジーンズはもともと労働者のための衣服でした。

ジーンズが生まれた19世紀のアメリカはゴールドラッシュの只中にありました。

炭鉱などで働く労働者達のもっと丈夫な衣服が欲しいというニーズの高まりを受けてテント生地にリベットと呼ばれる鋲を打ち付けたパンツがジーンズの原型であるといわれています。

それがカウボーイのための衣服になり、やがて反抗の象徴として若者達に絶大な支持を受けるようになっていきます。


ジーンズほど普遍的な衣料はあまりないでしょう。

人種、性別、年齢、職業etc...などの社会的制約などに一切関係なく誰もが自分のお気に入りの1本を持っているのではないでしょうか。

そうしたものを超越して誰もが自由に穿くことができる素晴らしい衣料です。

もともと労働着ですから非常に丈夫でコストパフォーマンスも高く、形も様々です。

さらに色や加工のバリエーションは無限にあります。

自分でカスタマイズできるのも大きな魅力です。


衣服を着るという行為にはTPOによって様々な制約がつきものです。

もちろんジーンズもその例外ではなく、ドレスコードに引っかかるような場所も多々あります。

今ではあまり信じられないような話ですが、ジーンズを穿いているというだけでいやな顔をされるような時代もあったといいます。

しかジーンズはまぎれもなくカジュアルウェアの王道のひとつであり、と同時に素晴らしい機能美を持ち合わせた非常に優れた工業製品です。

ジーンズがこれほどまで人々を惹きつけてやまない理由は、それ自身が持つモノとしての魅力にあるでしょう。

魅力なき製品であれば次第に淘汰されるはずです。


ジーンズはここ日本においても、もはや完全に市民権を勝ち得たといえます。

今後も水や空気のように私達の生活に欠かすことのできない存在としてありつづけるでしょう。

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